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​世界観

妖精界誕生!!

かつて、神界の者〔天使を含む精霊や妖精等〕と人間達は仲良く共存していた・・・
この時人間もある程度の力を使う事ができ、ある者は空を自由に飛び回ったり、ある者は妖精や精霊と対話しお互いの家にお呼ばれされたりするといった、まさにに平和な日々が続いていた。
しかし、そんな日々も長く続かなかった・・・

 ある時人間が科学を生み出してから、人間と妖精や精霊達との間に揉め事が多発するようになっていった。
 同じ頃から、人間が魔法・霊力等の力と科学の力を巧みに操るようになり、一部の人間は自分に敵う者はいないと自負し、その力に溺れていく者が増えていった。
 そんな姿を見た妖精や精霊達は、このままだと人間が堕落してしまうと危機感を感じ何回も人間との話し合いの場を設けたが、聞き入れようとした者は殆ど居なかった。
 このままでは、世界のバランスが保てないと考えた妖精や精霊達は、当時人間の中で一番霊力と魔力が強かった巫女と、強い力を持った精霊や妖精達と相談をした末「世界を妖精界と人間界の2つに分断する」の決断を下した。

 この時殆んどの精霊や妖精達と全ての天使族、そして一部の共存を望む人間は、新しく創られる世界〔妖精界〕に移り住む事になったが、一部の共存を拒んだ人間達は、持っていた魔法や霊力の力等を全て取りあげられ、元の世界を人間界と名づけそのまま住む事になった。

 巫女は自身の霊力と魔力、そして神社に生えている世界樹に集まる大量の神力、更に強い力を持つ精霊や妖精の力を借りて次元を操り、地上と全く同じ世界を持つ妖精界を創り上げ強力な結界で妖精界と人間界を分断した。
 巫女は世界を分ける際に、天使族に人間界に住む者が間違った道に進まぬようにと監視の命を与えるとともに妖精界と人間界を自由に行き来できる力を与えると同時に、何時かまたかつての様に共存できる日を願い自分の神社に妖精界と人間界をつなぐ次空の扉〔トビラ〕を置いた。
 しかし巫女の願いは未だに叶う事無く、妖精界と人間界が隔離されてから2000年の月日が流れ、妖精界は神精や魔法が発達し、人間界は非科学的な事を排除し科学が発達していた。

 2000年もの間に人間界では妖精や精霊・魔法の存在が忘れさられ、何時しか「妖精界」のことを「あの世」と呼ぶようになり、更に は人間界に残った数少ない精霊や妖精達が起こす摩訶不思議な現象を「神隠し」や「ポルターガイスト現象」等と呼ぶようになっていた。

​細かい設定

人間界

妖精や精霊との共存を拒んだ人間達が住んでいる世界で、主に科学が発達し非科学的な事が殆ど否定された世界。

少なからず妖精や精霊も住んでいるが、居心地が悪いため少しづつ妖精界に移住しつつある。

 

妖精界

 

アメジストのご先祖様と強力な力を持つ妖精や精霊が力を合わせて創りあげた世界で、主に魔法や神精等の力が発達しており、人間界と少し次元がずれた場所に存在する。
また妖精界にも四季があり、季節使いが担当している。
妖精界は大きく4つ程〔空・地上・地下・水中〕の国に分かれており、それぞれの国に
妖精や精霊、そして共存を望んだ人間が仲良く住んでいる。
国と言っても便宜上付いているだけで、それぞれの国に国王が居る訳でもなく、国境も無い。
簡単に言えば、人間界の町の区分けみたいな物であり、区長的な役割をする人がその国をまとめている。

 

天空の島

 

妖精界にある国の一つで、基本的に天使達が生活をしている国であるが、少なからず妖精や精霊・妖精界の人間も住んでいる。
天空の島へは、妖精界にある世界樹から行くことができ、人間界と天空の島との移動の際には天使族が持つ光の鍵を使う。
光の鍵は空中なら何処でも使え人間界に繋がる扉を作る事ができる。
扉が開いた時には、人間界の人間には天使の梯子や流れ星の光として見えている。

 

至福の島

 

多くの妖精や精霊・人間が暮らしている国で、妖精界の中では一番大きい国である。
魔法が特に発達していて、有名な魔法学校等があったりもする一方、農場や畑等も多くありのどかな雰囲気がある。
アメジストもこの国に住んでいる。

 

常若の国

 

エルフやダークエルフと呼ばれている種族が多く住んでいる国で、エルフは通常人間より長生きの為、この様な名前がついている。
国の半分は地下に作られているが、自然が他の国により豊かの為、良質な薬草や鉱石等が採れるので有名であり、それらを使って作られた魔法薬やエルフの作った魔法道具はとても評判がいい。

 

波の下の国

 

名前の通り波の下、つまり水の中にある国。
ココでは人魚等、主に水中で暮らす妖精や精霊が暮らしている。
妖精界に住む人間が波の下の国に行く時は、ある特殊な道具を使っている。
海にある珊瑚等を使って作られたアクセサリー等が女性に人気である。

 

妖精

 

木や水等から自然に発生している生命体で、基本的に死は無いが、生まれた所の自然が無くなると消えてしまう。
簡単に言えば、湖から生まれた妖精は、其処の湖が何打かの原因で消えてしまうと同時に妖精も消えてしまうという具合だ。
又何打かの要因で、人間が死ぬようなダメージを受けても大抵1日~2日程で復活する。
そして妖精は、自由に自分の大きさを変えられ、人間ほどの大きさにもなれるし、手の平サイズにもなる事ができる。
基本的に妖精は子供っぽい性格で甘い物好きで悪戯好き、そしてよく人間の真似事もする。
少しだけなら自分に関係する力なら操る事ができる。
〔水に関係する物から生まれた妖精なら水を少し操る事ができるという程度〕

 

精霊

 

気や人等が想像したイメージ等が意識を持つ様になり、最終的に形を持って生まれた生命体で人と全く変わらない姿を持つ者や人に獣の耳や尻尾が付いた様な姿を持つ者もいる。
個体差もあるが自然に関係する魔法みたいな不思議な力を操る事ができる。
精霊も妖精の様に子供ぽい性格で甘い物好き、そして人間とはとても仲が良い。

 

エルフ

 

とても手先が器用で色々と知識も深いが、少々人見知りが多い・・・

その為に人が仕事を依頼しようとしても中々会えずに苦労する事も時々あるが、

別に人間等が嫌いな訳では無く、町のお店を構えているエルフは普通に接してくれる。
でも何処か緊張気味だったりする〔笑〕
外見は人間と比べて少し耳が長い位で、その他は人間と全く変わらない姿を持つものが多いが動物みたいな姿をもつ者も居る。
エルフも精霊と同じ様に魔法みたいな不思議な力を操る事ができる。
性格は、成人した人間に近い。

 

結界

 

妖精界と人間界を分けている結界で、アメジストが結界の管理をしている。
その力は強力なので、通常は人間界の人間には結界の存在すら認識できない。
しかし、結界自体の力は「魔法や精霊等の存在を信じない心」が強ければ強いほど強くなり、逆に「魔法や精霊等の存在を信じる心」が強ければ強いほど弱くなる傾向があるので、精霊等の存在を比較的に信じやすい子供は、精霊界に迷い込みやすい。
その為人間界で子供が行方不明になったら、「神隠しにあった」と騒がれたりする。

 

神社

 

妖精界と人間界を繋ぐ道であり扉でもある。
妖精界と人間界に同じものがあり、アメジストは両世界を行き来し両方を管理している。
どちらも海の見える小高い丘の上に建っているが、世界樹が生えているのは妖精界のみである。
ちなみにご利益は「恋愛成就」で、この神社のお守りを持っていると7割の確率で両思いになれるジンクスがある。
その為人間界ではバレンタインやクリスマス等の時期には、お守りを求めて沢山の女の子で賑わったりする。
また、同時に強力なパワースポットでもあるが余り知られてはいない。
一方妖精界では、毎日妖精や精霊・子供たちが遊んでおり大変賑わっている。

 

世界樹

 

アメジストの住んでいる神社の敷地内にあり、妖精界だけにある大きな樹。
色々な精霊や妖精が住んでいて、世界樹の中には天使界に続く光の道があったりする。

 

神隠し・ポルターガイスト

 

基本的に神隠しは人間界に残った妖精や精霊が悪戯で起したり、気に入った人間や心の綺麗な人間を本人の意思を関係無く妖精界に招待した結果起きている。
又人間界で生命の危機に直面した人間が、無意識に次元の扉を開き妖精界にやってきたり、「魔法や精霊の存在を信じている」者が無意識に迷い込んできたりもする。
ちなみに、戻ってくる者が少ないのは、居心地がいい為にそのまま定住しているから。
なお仮に戻ってきて、妖精界のことを話しても人間界の人間は誰も信じようとしない。
ちなみに、ポルターガイストは、人間界に残った悪戯好きな妖精や精霊が人間界の人間の反応を面白がって遊びで、起こしているに過ぎない。

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